建設業許可の更新を忘れで何が起こる?更新忘れの対処法

建設業許可の更新を忘れで何が起こる?更新忘れの対処法

「建設業許可の更新をうっかり忘れていた・・・」
そんな経験ありませんか?

建設業許可が切れてしまうケースは頻繁にはありませんが、残念ながら実際に起こってしまうことです。

建設業許可の更新を忘れてしまうと、工事の受注が滞ってしまったり、うっかりでは済まされないほど会社にも多大な損失が出てしまいます!もし万が一「うっかり忘れてしまったら」どうなるのか、見ていきましょう。

建設業許可の有効期限は5年間

建設業許可の有効期限は5年間です。
許可のあった日から5年目の許可日の前日で満了になります。

更新が可能なのは、有効期間が満了する3ヶ月前から30日前までです。この間に更新をしっかりしておかないと、残念ながら許可は「新規」に取り直さなくてはいけなくなってしまいます。

新規に取り直すのは大変な上に再度法定費用もかかる!

建設業許可は「新規にとる」場合と「更新する場合」とでは必要書類の量が圧倒的に違います。もちろん、「新規に」建設業許可を取る場合には必要書類が多いだけでなく、法定費用が何万、何十万円と必要になります。

建設業許可の更新を忘れていた場合には、満了になった翌日から500万円以上の工事を受注できなくなってしまいます。(全28種工事の中で建築一式工事については1500万円以上の工事を受注できなくなる)

建設業許可を自社で取得する場合には、取り直すまでにどうしても時間がかかってしまうことも多く、最悪の場合は何ヶ月と業務が滞ってしまうケースもあります。

そのため「更新を忘れて新規に取り直さなければならない場合」は、会社の存続がかかっていることも多く、ほとんどの方が大慌てで行政書士事務所に来られます。

すぐに許可がおりるものであれば、1週間程度で許可を取得できるものもありますが、建設業許可の種類によっては、許可がおりるまでに最短でも1ヶ月というものもあります。どれだけ急いで手続きを行なっても、ある程度の機会損失は覚悟しておかなければなりません

「うっかり忘れ」を防ぐために

スケジュール管理システムを導入している場合には、それを利用して「うっかり」が無いように運用していけば良いですが、それでも更新まで5年間もあるため、忘れてしまうことも稀に出てきます。

行政書士事務所では、こうした更新忘れが無いように管理して、必要なタイミングで「更新が必要ですよ」と知らせてくれるところも多くあります。行政書士事務所を選ぶ際にはスケジュール管理をしっかり行なってくれるところを選んでおけば、安心して本業に専念することができますね。