公共工事入札までの4つのステップと市場の大きさ(千葉)

公共工事入札までの4つのステップと市場の大きさ(千葉)

以前、建設業許可を取ることで公共工事受注のスタートラインに立てることなど、様々なメリットがあることをご紹介しました。

ところで公共工事が千葉県内だけで、どのくらい発注されているのかご存知ですか?

千葉県内の公共工事の件数は7000件以上

東日本建設業保証協会の発表によると、平成25年度の1年間に千葉県内で発注された公共工事は7,388件、4,563億円にも上ります。

公共工事を発注者ごとに詳しくみると以下の通りです。

  • 国・・・319件(489億円)
  • 独立行政法人・・・381件(1,428億円)
  • 県・・・2,936件(807億円)
  • 市町村・・・3,480件(1,431億円)
  • 地方公社・・・79件(37億円)
  • その他・・・193件(372億円)

この件数と規模を見て圧倒される方も多いかもしれません。これほど大きな市場は珍しく、建設業許可を取得する大きな動機の一つにもなるのが、公共工事の入札への参加です。

せっかく建設業許可を取得されたなら、公共工事に入札しない手はありません。参考までに公共工事入札までの流れを紹介します。

公共工事入札までの流れ

① 建設業許可の取得

建設業許可は、次のステップの経営事項審査で必要になります。経営事項審査に申請するための条件の一つが建設業許可です。

② 経営事項審査

公共事業が滞ってしまうと困るため、経営状況が健全かどうかなどを調べる審査です。入札参加資格審査に必要になります。経営状況、技術力、社会性などを客観的に評価し点数化して審査は行なわれます。

③ 入札参加資格審査

経営資格審査まで通過すれば、あとは各発注機関の入札参加資格審査を受け登録されると入札が行なえるようになります。市町村、国、各独立行政法人など、発注者ごとに登録が必要です。

④ 入札

入札公告や説明書に従い、入札を行います。

競合の少ない穴場も存在するのが実情

公共工事の発注先によっては競合が少なく、穴場とされるところもあります。それは、入札参加資格を発注者ごとに登録する必要があるからです。

公共工事を受注するスタートラインに立つためにも、まずは建設業許可を取得することから始めましょう!